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ゲームばかりしている日々の記録。主にプレイした作品の紹介、感想を書いてます!

「シャリーのアトリエ」トロコン後感想

PS3シャリーのアトリエを2周クリア、トゥルーエンドを迎えてトロフィーコンプしました。

クリア時間は、
シャルロッテ編(錬金、戦闘レベルマ等作業込み)60時間/シャリステラ編を終えて70時間
でした。

まずはじめに書いておきたいんですが、
アトリエシリーズをメルル、トトリ、アーシャ、エスロジ(プレイ順)とプレイしてきたなかで今作は個人的に一番楽しめなかったです…
VITAのPlus版に対して、PS3無印版は未完成版なのかなぁ…

なので、感想は全体的に辛口(かつちょっと適当)になってます。この作品好きな方には申し訳ないです
※スチルネタバレあり
シャリーのアトリエ ~黄昏の海の錬金術士~ (通常版) - PS3


◆不満点

  • 日付撤廃、ライフタスクに急かされる

これまでやってきたシリーズ作と大きく違う今作の特徴。イベントフラグを達成しつつ探索・錬金を上手く両立したスケジュール管理を行う…アトリエの醍醐味のひとつともいえる要素は、全く無くなりました。
これまでも賛否両論だったのかな…確かに初見はキツい(メルル1周目で一度ぶん投げた経験あり)けど、だんだん要領を得ていく過程が楽しくて、ひとたびアトリエ経験者となってしまえば時間余ったりするぐらいだったのにな…

それはさておき。
日付撤廃により大幅にプレイングの自由度が向上するかと思いきや、結局そうでもなかったというのが率直な感想です。
日付の代わりに導入されたのが、章立て構成と「ライフタスク」
新しい章に入ると、まずは物語を進行するためだけのタスクをこなしていくことになります。そして区切りがついたところで、フリー行動タイムへ。仲間とのサブイベ等は全てこの期間に発生し、採取・調合を自由に行って、沢山用意されたうちいくつかのタスクをクリアすることで、次の章へと進んでいくという仕組みです。
問題点をいくつか挙げると、

  1. シナリオ進行とフリー期間が完全分離し、サブイベントがフリー期間突入直後に集中。終わると黙々作業。緩急差が大きい
  2. 物語進行フェーズでは他のタスク進行がカウントされない(たる破壊、スイングなど全て)のがだるい
  3. 次章へのフラグを立ててしまうと、アトリエに入るたび、調合を終えるたびに「次の章へ進みますか?」と選択肢出現して鬱陶しい(「はい」を選ぶと取り消し不可)(こうなるとサブタスクもカウントしなくなる)

特に3つ目がアウト。いつもの感覚で錬金と採取を繰り返していたら知らぬ間に条件達成してしまい、まだ作り込みたいのに…!あのタスクあと少しで終わるのに…!って思いながら進めるしかない状況に迫られるのには、自由度なんて全然感じられませんでした。

急かされる中でも何とか潜力合成を重ねていったアイテム・装備品でラスダンに挑んだら、前座の古き獣たちの王戦でけちょんけちょんにされたのは切なかったな…。(負け進行可能と気づかなかった)
結局、強力な潜力が入手できるようになる終章でやり込むことになるから、ストーリー中は適当でいいよってことでしょうか。それは分かっていても、その時々で強いアイテムを模索するのが楽しいんですよね。それに、終章でまとめてやり込むというのはイベ挿入の息抜きが無くて辛い。
(そもそも”強力な潜力”が圧倒的に強くて、しかも終盤でしか全く手に入らないってのもバランス悪いってことかなぁ)

  • ストーリー薄い、微妙

アーシャはニオ救出、エスロジは未踏遺跡到達という目標達成のカタルシスがあったが、今作は???
水涸れ問題、ステラード周辺に限ってはひとまず安定したが、根本解決には至らないどころか糸口さえ見つからないまま。「黄昏の真実」に迫らないまま終わる。(Plus版で解決したっぽい)

  • ドラマ性ありきの6章でのケンカ


サンドドラゴン討伐でひとつになったばかりのシャリーたちが、次の章で速攻仲違いするとこ。
特にシャリステラの言動が、ステラ編から見ても不可解だった。「自分と同じようにシャルロッテがこの街を大事に想うの分かる。自分もこの街が好き。この街のために自分も戦いたい!」って言ったばかりで、ステラードの危機に直面するロッテに対してまず出てくるのが不満と皮肉って。
ステラは確かに世間知らずのお嬢様、かつ使命感の強いキャラクターだけど…いくら何でも異郷でやっとできた友達に、悪い意味で気遣いなく言葉をぶつけるような子ではないように思った。
(このあたり、「ルギオン村」がゲーム中に登場しないためプレイヤーにステラの切迫感が伝わっていない、という別の問題点も考えられそうだけど…)

正直、ケンカ→仲直りって流れを中盤でやりたかっただけなんだろうなと。

またロッテの立ち直り方を見ると、ウィルベル師匠と話してすぐに元通り!ってシャリー同士よりよっぽど相性良くないか…?と思ってしまったりも。

今作屈指の名場面。ロッテ×ウィルベルでいいよもう!

  • 次期族長の資格は?

ステラは「族長の娘だから…」と終始、族長EDでも言っているのだが、ストーリー中「村の中で最も錬金術の才能がある者が次期族長となる、だから自分より才能のある子が生まれたら候補から外れる」という発言も。これを聞くまでは族長の娘だから次期族長って何となく理解してたけど、違うのね?
となると、彼女は次期族長、族長代理としての立場が不安定なことで焦りや不安が一層強く募っている…と理解できる。
のだけれど、そうなると逆に繰り返し「族長の娘だから」って言うのは変だなと思えてくる。誇りに思ってるからそう言うのか、端的に次期族長の立場の重圧を表現しようとして省きすぎてるのか。どちらにしても設定・描写が甘かったように思う。

  • 面白みを欠いた2主人公制

2主人公で別行動してる間はいいけど、問題は共通シーン。それぞれ異なる反応・心境が垣間見える!ってのが大した差じゃないのはまぁ想定内だからいいんだけど、両方のルートで同じイベントを同じ立場で経験することになるのは流石に良くないと思った。

分かりづらいので例をあげると、

サンドドラゴン討伐をステラたち外部の者に頼むか?ステラはそれを受けるか?と双方悩むシーン。仲違い中で別行動。
ロッテ編とステラ編、どちらも街の有力者に話を聞いて回ることになるのですが、どちらでも起きるのは同じイベント。
つまりロッテとの会話でもステラとの会話でも、みんなが一言一句同じセリフを話す。プレイヤーからしたらパラレルワールド!?という事態…。
ラウル、エスカ、ソールの会話の前半に混ざるのがロッテ、後半がステラとかならいいのに。

とにかく、2主人公制で周回することの旨味が無いってこと。

  • キャラクター薄い、微妙

体感としてキャラクター描写が物足りなかった。
イベントやスチル総数がこれまでのシリーズ作と比べて少ない?からなのか、イベントシーンがあっても3往復位の短い会話で終わってしまったり、キャラの関係描写の組み合わせが乏しかったり、主人公が能動的に関わずとも勝手に話が進行していたりしたからか。(例えば、ユリエとミルカの関係改善のきっかけが主人公のアイテム納品だったら…)

コルテス影薄いと思ったらメインで映ってるスチル無いんだ…族長EDで棒立ちするのみ。ラウルですら2枚登場してるのに!

キャラクターモデルは抜群に力が入っていて、キャラの設定もそれなりに魅力的には出来ていると思うのだけど、情報の供給が少ないと思い入れが湧きづらい。
その点、続投キャラは有利。少し角の取れたキースさんとか。”雛鳥”ウィルベルの師匠っぷりとか。

  • 印象薄いラスボス

ポッと出に近いのと、体力減って真化するとかっこいい歌が流れるんだけど

私のプレイでは折悪しくメテオールの追撃でこちらの行動ターン前に消滅。がーん

  • 恒例のキャラエンド無し、各2ED+トゥルー

ハリー&ペリアン(スチルあり)、リンカ、キースあたりに好感度条件のイベント挿入があって戦闘メンバーの仲間たちに無いってどゆこと。まぁそのイベント自体大した内容でもなく、連続発生するも話の繋がりもなく、詰め込み感満載なのですが…
ここにきてロジー、アーシャ、ニオが顔見せするのもPlus版の宣伝だなぁとしか。

  • トゥルーに全然トゥルー感がない

”シャリーの再会”って言われても、2人のルートのうち片方はステラードで一緒に仕事してるから余り感動がない。

ステラードとルギオン村の状況という観点からしても、他エンドでも村の水問題はひとまず解決済み。トゥルーは定期船開通で行き来しやすい分多少いいとこ取りではあるのかな?

ペリーさんからの依頼で水源調査に携わることになる2人が、
一緒に、『黄昏』に、立ち向かっていこう…
となって終わるのだけど、役人EDとの違いもよく分からないし曖昧な結末だしで微妙だった。

  • バグ(アプデ修正済み)

1周目の8章までアプデ適用していないことに気づかなかったため、ゲーム終了時のバグには毎回漏れなく引っかかりました。(PSボタンを押してゲームを終了すると、エラーになる)
あと敵体力ゼロ表示の不具合は何回か。

フリーズバグもいくつか存在したようなので、遭遇しなくて運良かったな…


◆良かったところ(?)

  • 黄昏シリーズのエンドロール

久しぶりにアーシャ、エスロジキャラの顔が見られて良かった。続投キャラ以外忘れちゃうからね…
レジナさんとか懐かしいなぁ。アーニーさんの「送り羊」イベントめっちゃ乙女ゲーだったなぁ。
そしてやっぱりマリオンさんが好き。

  • BGM

プレイ中耳に残ったのはBOSS曲・水の王戦「乾きの輪郭」
音楽館で他の曲を聴いてみても、敵グラ、状況、アーシャからのウィルベルに対する思い入れを踏まえてマッチした良い曲って思えたのはこれぐらいかも。
エスロジで好きな曲「無限大クロニクル」制作の方だった)

アーシャの竜戦曲Stargazer、ゲーム冒頭「導き」からの流れが熱いラスボス戦「MARIA」
エスロジのBOSS戦「崇めよ、我は神鬼」、Shade氏作曲でいとうかなこさんが歌う、歌詞もマッチしたグルヴェイグ「Sky of Twilight」杉並児童合唱団で絶大なインパクトのラスボス戦「蜂群崩壊症候群」。ボス曲以外でも黄昏世界がよく表現されてる「約束(黄昏の丘)」とか…

これらに匹敵する盛り上がりは、シャリーには感じられなかったなー

シャリーのサントラの方はプレイ前からもよく聴いていて、歌は「みるいろの空」、曲はマップ&フィールドのアレンジ群「砂海」が好きでした。この手法と曲調と、メルルやトトリを思い出すちょっと懐かしい感じ。

あとアレンジだけどやっぱり「MARIA ORIGIN」とかいい。「探求者のタンゴ」もすごくハリーさんっぽくて好き。

シャリーは通常戦闘曲がステラロッテともにいい感じ?と思うけど、自分は街の曲や状況音楽、キャライメージBGMの方が好きなんですよね。
アーシャ「北風のミュゼット」「飄々爽々」「傍らに咲く花」エスロジの「朝露のピチカート」「The Pen and the Sword part2」などなど。
シャリーはゲームプレイが楽しめなかった影響なのか、これらに次ぐほどグッとくる曲は無かったな〜…

  • その他


あざといがシャリー大好きなミルカ可愛い
キャラモデルは、細部にまでこだわりつつテクスチャに左氏の色の風合いを出そうと凝ったりしていい感じ。(でもシャルロッテの異様な胸の大きさは気になった)

「バースト」などの新戦闘システムはテンポ良い。(必殺技演出が短くなって寂しいと個人的には思ったりもするけど)



うーん。
シャリーのアトリエ」は前々からプレイするの楽しみにしてた作品だったので、余計に粗が気になってしまったのかも。

Plus版の方ではDLCだったエスカ、ソールに加えてアーシャ、ロジーも使えるようだし「黄昏」の完結もきちんとしているらしいので、いずれ改めてプレイしてみたいです。