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趣味:ゲームって言いたい!

ゲームばかりしている日々の記録。主にプレイした作品の紹介、感想を書いてます!

「チャイルド オブ ライト」クリア後感想

ゲーム感想・レビュー

前回記事、なんか微妙に日本語不自由な感じでしたね…寝る前に書いたせいです、すみません(´・_・`)
今回は、積みゲー崩しにサクッと遊んだソフトの紹介&ネタバレ含む感想です。

シンプルな作りながら完成度高くて遊びごたえ充分、水彩アート調のグラフィックと詩的な台詞はまるで上質な絵本のように、プレイヤーをゲーム世界に惹きつけます。そして実はファンタジックなだけじゃなくて、意外な奥深さも・・・

Child of Light(チャイルド オブ ライト)



◆概要

UBIソフト開発ってことでDL専売ながら結構な有名な本作。プラットホームはPS3PS4Xbox OneXbox 360Wii U、Vita、Windowsと多彩ですが、私はPS4で遊びました。
ちなみにVita版のみ店頭で買えるパッケージ版「スペシャルエディション」が存在し、こちらにはDLCプロダクトコードが封入されてます。

  • 世界観(公式サイトより)

チャイルド オブ ライトの世界: 『チャイルド オブ ライト』は詩的情緒に溢れるゲームです。あなたはオーロラという少女を操り、ふしぎな王国レムリアから太陽と月と星々を奪った闇の女王を倒すための旅に出ます。
まるで詩を読んでいるかのような台詞のやりとりや、息をのむような美しい景色が、あなたを失われた世界を巡る冒険へといざないます。
Ubisoft Montréalが「UbiArt Framework」を駆使して作成した『チャイルド オブ ライト』は、おとぎ話のような空気感がたっぷりとつめこまれたRPGです。
レムリアを旅する中で、あなたは森の精霊や、しゃべるネズミ、魔女、邪悪な海蛇など、様々な奇妙な生き物に遭遇します。印象的な景色を有する広大な大地や、緊張感溢れるダンジョンを探索し、失われた光を取り戻していきましょう。

こちらはYouTubeに公開されてるPVです。

動画では日本語字幕英語音声ですが、製品版はちゃんと日本語音声。

PVでは結構壮大な感じで紹介されてますが、実際は淡々とした部分も多いので大スペクタクルを期待したら拍子抜けしそう。幻想的な雰囲気を楽しみたいならオススメです。

  • ゲームシステム

2Dマップを飛び回り、先へ先へとシナリオを進めていくタイプのRPGです。宝箱開けてアイテム拾ったり、時には仕掛けを解いて先へと進むアクション要素も。
敵シンボルとぶつかると戦闘画面へ移行。ウェイトタイムがバーの端に到達したキャラクター順に行動するバトル形式ですが、それに加えてオーロラの相棒、ホタルのイグニキュラスの操作がバトルの鍵となるのが特徴です。

イグニキュラス、戦闘中(PS4版では右スティックで)カーソルのように自由に動かせます。これを敵に重ねて発動すれば行動妨害、味方なら回復ができるというもの。
説明すればシンプルですが、これをアクティブタイムバトルのバーが動いてる最中に行うとなると結構忙しい。バー終盤"キャスト中"に攻撃を当てると一気に後退させることができるので、それを狙おうとすると"妨害しすぎ"はデメリットになる。
イグニキュラスのパワーゲージが無くなれば発動出来なくなるので、BOSS戦では特にその見極めと管理も重要になってきます。

更に物語も後半になってくると、パーティメンバーの交代を駆使し、スキルを上手く使うことで戦闘が格段に楽になったり・・・特にBOSS戦では全員を上手く回して戦わないといけないので、"みんなで戦ってる感"があって楽しい。

また、装備品回りもシンプルで、いわゆる武器、防具、アクセサリーのようにカテゴリ分けがありません。各キャラ3つのスロットがあり、上中下どのスロットに装着するかで効果が変わるというもの。装着する宝石は錬成でアップグレードさせるのですが、色で直感的に組み合わせられる簡単さになってます。

レベルアップでの成長の他にスキルツリーが存在し、それぞれ個性的なスキルを持つキャラクター達をある程度好きに育てられるのも楽しいです。


◆感想(ネタバレあり)〜JRPGの戦闘に洋ゲーらしい物語

難易度ノーマルで、およそ20時間でクリア!(時間記録されないので推定)
仲間の依頼は全てこなし、それ以外はいくつかスルー。トロフィーは、手記を集めるものだけ抜けてました。(クリア後世界で拾って達成、トロコン)

トロコン時だと色々ネタバレが過ぎるので道中の画像

可愛らしい雰囲気から少女オーロラのファンタジックな冒険譚、という想像を抱くと、まんまと騙されるストーリーでした。

まず、先に引用した公式サイトの作品紹介文。まさかこれを冒頭から裏切ってくるとは思いませんでしたね。オーロラは"ふしぎな王国レムリア"の住人ではなく現実世界?で死んだ後、何故かレムリアで目が覚め、ストーリーが始まります。
はじめはオーロラの死を嘆き、弱っていく父のいる現実世界へ帰るため・・・でも、物語が進む中で"光の子"としてレムリアのため戦うことを決意していく。
あらすじだけみれば、そんなよくある少年少女の幻想世界を舞台にした冒険・成長譚にみえます。(例えば「千と千尋の神隠し」)

「チャイルド オブ ライト」がちょっと変わってるのは、その幻想世界と現実世界との接点の持たせ方、というのかな・・・その辺りの考察はこちらのブログ記事でがっつりされてて、重ねて書くことはしませんが

オーロラが生きてた?19世紀オーストリアとレムリアの幻想世界、
手記によって結ばれるプレイヤーたちの現実世界とゲーム世界、とか。

単純なフェアリーテイルかと思いきや物語の構造にまで仕掛けが施されてるんで、そこがオトナ向けの配慮だなぁと思いました。大人の鑑賞にたえうる作品にしようという姿勢が、すごい洋ゲーっぽい。

エンディングは、おとぎ話らしく曖昧でした。レムリアで成長したオーロラは現実世界に帰って生き返るのかと思ってたら、むしろ逆で、人々をレムリアに連れてきて一緒に暮らし始めた。お話はそこでめでたしめでたし、ですが・・・ここにきて初めて、夢か死後の世界かと想像していたレムリアこそが"人の生きる現実"なのか?と思わせる。
断片的な情報(オーストリアという地名など)から、オーロラが元居た世界を自然と"戻るべき現実世界"と信じ、更にはプレイヤーの生きる"現実世界"と重ね合わせていたプレイヤーはここでそれが根拠のない確信であったと実感させられます。
自分が生きているから、知った地名だから・・・その程度しかない"現実"の根拠の揺さぶりを、小粒ゲームだと思って遊び始めたこの作品にカマされるというのはなかなか衝撃的でした。


全体的に手に取りやすく触りやすく遊びやすく、それでいて中身は奥行きもある。グラフィックは美しい。
ゲームとして周回するほどのボリュームはありませんが、それでもとても満足度の高い作品でした。



ちなみに余談ですが、
最終的に幻想世界と思われた方で生きると決める物語というので子供の頃に読んだ「ネシャン・サーガ」って小説を思い出しました。
ネシャン・サーガ〈1〉ヨナタンと伝説の杖
辞書みたいに分厚いのが3巻もあるお話なんでうまいこと説明できないんですが、読書感想書いてる方を見つけたので載せさせてもらいます
読書感想:ラルフ・イーザウ
このお話ではネシャンという地にヨナタンフィンランドにジョナサンという2人の主人公が登場します。病弱で車椅子生活のジョナサンは、夢の中で自分のそっくりな容貌でありながら、健康で活発なヨナタンを見る。やがてヨナタンはネシャン世界に跨る旅に出て、そのうち2人は夢の中で会話ができるほどに・・・
読者は何となく、夢の主人公ヨナタンが代わりに頑張る旅の成果でジョナサンの病気が治るんだな、と予想して読み進めるのですが、物語の中心はどんどんとヨナタンになり、物語終盤ジョナサンは死亡(ヨナタンに吸収されるような形で融合?)するんですよね。
現実と幻想世界の境界の曖昧さ、いまいる"現実"の優位を根拠なく信じていたこと、その不確かさを突きつけられて子供心に衝撃を受けたなぁと思い出しました。

『チャイルド オブ ライト』公式サイト、RPG、Xbox One、PS4、PC
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