趣味:ゲームって言いたい!

ゲームばかりしている日々の記録。主にプレイした作品の紹介、感想を書いてます!

「EVE burst error R」トロコン後感想

EVE burst error R」クリア&トロコンしました。(ADVなのであえてコンプというのもアレですが)

以前フリープレイ配信されたもので、この世の果てで恋を唄う少女YU-NOをそのうちやりたいなーと思ってたところだったのでちょうど嬉しかった記憶。
剣乃ひろゆき菅野ひろゆき)氏の手がけた作品をプレイするのは今作が初です。

  • 私立探偵・天城小次郎と1級捜査官・法条まりな、2主人公の視点を切り替えながら読み進めていくマルチサイトシステムのシナリオ効果◎
  • 90年代らしい個性的なキャラ、ギャグ
  • ところどころ、元18禁並みなスチル(何が何でもパンチラする精神)

あと若干グロい描写があったけど、薄目でやり過ごせるレベルでした。
数度のリメイクを経てるだけあって、システム環境は快適。元はちょっと面倒だったであろうコマンド総当たり式のストーリー進行も「ヒント」機能があり、途中からONにしてみたらむちゃくちゃ楽でした。
演出面でも新規カット追加や要所でアニメが挿入されるなどで、原作の年代ほど古臭さを感じずに楽しめました。


◆トロフィーについて

基本的には読み進めるだけで取得できるが、一部「調べる」コマンド系で取得するもの、時限のものがあるので注意。

「レディー・ゴー!」
「クライマー」
「押してダメなら・・・・」
「チャレンジャー」
「スイマー」
「げいむおおばぁ」

特に、「げいむおおばぁ」時限で、しかもかなりしつこく「調べる」必要がある。(ある程度コマンド総当たりでプレイしたがこれだけは取り逃し、途中攻略見て気づいてロードやり直しした…)
上記のものを取得していると、ストーリークリア時に「12月9日クリア」「事件解決」「全てのトロフィー入手」の3つが一挙取得となってちょっと気持ちよかった(*´ー`*)


◆感想 (ネタバレ注意)

◇マルチサイトシステムが良い

このシステムの元祖?とかは分からないのでおいておくとして。
似たような「428」(バグで未クリアだが…)ザッピングシステム等で経験済みだから目新しさは感じないが、主人公2人を切り替えて一つの物語の真相に迫っていくシステムはやはり面白い。
ひとつの事態を複数視点から眺めるという行為(プレイヤー視点)は、物事が一面的でないという現実では当たり前だが創作物…特にシナリオだけが重視されるわけではないゲームでは珍しい。
大きな謎を少しずつ詳らかにしていく感覚が心地よい。それでも、本当の核の部分が最後の最後まで分からないから、終盤までモチベーション落とさずに読み進められた。

協力ハッキングシーンはエンタメ的に良かったけど、PC普及してない原作当時にしてみればもっとハイテク感あるシーンだったのかも。


2主人公それぞれの活動からエルディア国の真実、暗殺者《テラー》の存在を追い始め、数々の謎がいつしかエルディア国の王権争いを背景にした大きな物語の中で〈プリシラ/真弥子〉〈王権派/反王権派〉の構図に整理されていく展開。といってもプリシラは戴冠後に民主化を考えていたり、アクア、鈴木源三郎、シリアと思惑の読めない面々で‘‘種明かし‘‘するまで分からないことだらけなのだが。

物語中盤までの日常シーンで小次郎はプリン(プリシラ)と、まりなは真弥子と絆を深めるものの、終盤そのまま王権争いの代理闘争を繰り広げるとかそんなんではない。むしろ最後の場面で小次郎は真弥子と、まりなはプリシラと交流し始めて…小次郎(まりな)はプリン(真弥子)と親しんだ結果真弥子(プリン)、ひいては反王権派(王権派)になんとなく懐疑的だったのに、最終局面で疑念の行く先を見失う。(基本的には真相を追う第三者)

両ルートを傍観してプリンと真弥子の良い子っぷりを知ってるプレイヤーからすればずっとそうだったところに、小次郎とまりなの視点が重なる。そして、最後の「犯人推理」へ…

関係のない二人の物語が徐々に交差…と単に別陣営を描写する2ラインのストーリーが1ラインに統合されていくだけでなく、主人公それぞれの行動が〈プリシラ/真弥子〉の対称性を軸に、最終的に《テラー》の正体の謎に寄与していくというのが見事だった。

◇濃いキャラクター


個人的には、この時代の絵柄って肉感的で好き。
リメイクの際の追加カットもあるが、ベースの絵柄の90年代テイストが強いのには好み分かれそう。
キャラ描写に関しては、2主人公、桂木、アクア、御堂と主要キャラクターにはそれぞれ強い行動動機があり、シナリオ上の役割を果たす存在ではなく、そこで動いてるような生き生きした感じがした。だからこそ一方で、人為的に生み出され、人格を与えられた真弥子のみそれが偽りであったことがより際立つ。

◇ラストシーンの余韻

最終盤でばんばん人死ぬ。それにつれテラー候補が狭まっていくはずなのに、真弥子か?プリシラか?までしか読み解けないままだった。

そして、突然の「犯人入力」画面!
ちょっと悩んで全部「プリシラ(プリン)」にして、二重人格オチ?と予想してみたが大外れ。まぁでも後から考えると、実際わりとトンデモ真相なのでここは当てられなくても仕方ないって感じなのかな。
たぶんむしろ真弥子の日記による種明かし、独白、心情吐露が物語のテーマとして重要で、プレイヤーが真弥子の自我を実感した結果の真相把握、という流れが企図されているように思う。

その流れからのラスト。
いきなり明かされたにも関わらず、真弥子の死に切なさを感じる。プレイ中はサスペンス的な楽しみ方をしていたはずなのに最後は人口生命体の自我の芽生えと死の儚さと、全然違うテーマの〆だけど…なんだろう、嫌じゃない。事件の真相や真犯人を暴く達成感と真逆ともいえるこの感じは、真弥子っていう存在に終始してるぶん唐突感は否めないけど、ここまで辿ってきたストーリーとは予想に反する綺麗なエンディングというのもあって余韻が大きい。このへんで、原作人気の一端は理解できた気がした。



前回と前々回、ベルセリアの感想がネガティブばっかりになっちゃってちょっとヘコんでます(-_-;)
楽しい部分も多かったのに、書くとなると"不満だったこと"の方が明確な分書きやすいから、長くなっちゃうんですね。…それにしたって書いた当時はヘイトに染まってました。反省。

で、ちょっとトロコン作業は今やる気分になれないのでソフィーのアトリエを始めています。めっちゃ癒される~~

現在ストーリー進行系トロフィーを4つ取得してて、話の流れ的にもうラスボス直前?
時間制限なしのアトリエ、楽しいしソフィーちゃんコルちゃん可愛いしめっちゃハマってるんですが…シリーズ経験してると調合のセオリーが分かって効率的にできちゃうからか、なんかあっという間に終わってしまいそうです。トロコンまではまだあるとはいえ、もう少し長く楽しみたい。

あとはディスガイア5」DLCをセールで購入。昨年当たったPSストア1000円分、しっかり使い果たしました!
で、ソフィー終わったら早速始めたい思いもあるけど、そろそろPSP等の旧作や任天堂ハードを挟みたい気もする。