【FE聖魔】プレイ日記6 クリア後感想

ファイアーエムブレム」シリーズGBA三部作の3作目聖魔の光石エフラム編、エイリーク編ともにクリア!

親子二代の前2作に対し「聖魔」は独立した世界設定で、新鮮味もあり物足りないところもあり。
明確に内容が濃くなった支援会話キャラゲー色が強まったこと、フリー戦闘による難易度易化で、前2作よりも「覚醒」「if(白夜)」に近いプレイ感覚でした。(「蒼炎」「暁」未プレイ)

戦闘システム等前2作と共通、というか「烈火」で完成したものほぼそのまま。なのでキャラ育成要素は別にして、ややマンネリ感が拭えないというのが大雑把な感想です…決して楽しめなかったわけではないですが。

エンドロールより、ジスト傭兵団
前回


ファイアーエムブレム 聖魔の光石」クリア後感想

◆プレイ日記5以降のストーリーについて


エフラムとエイリークの合流後、故郷・ルネス王国に戻って序盤でエフラムを裏切った家臣オルソンと対決。ルネスの聖石を入手し、残り1つの聖石を求めてロストン聖教国へ。
兄妹の親友であるグラド皇子リオンは、グラド帝国の聖石を利用した時から、それに封印されていた古の”魔王”に支配されていたのでした。…正確には、リオン個人の望みもあってことで「魔王が全て悪い、リオンは利用されただけ」とは言えない状況でしたが…

兄妹は、すでに魔王に侵されすぎたリオンを討ち果たすことでしか救うことができず。
リオンを贄に復活した魔王を倒し、世界の平和を取り戻したのでした。

あっさりと魂を封印され、抜け殻を倒すだけのラスボス戦。しかもこのステ画面で初めて「フォデス」の名が明らかになる(^_^;)


◆感想

まず、良かったところから。

支援会話拡充、キャラ個性強化


フリー戦闘による支援上げが可能になったおかげで「封印」「烈火」より1周で沢山見られたというのもありますが、それを差し引いても濃くなっていた。(1回あたりのテキスト量が増えた?)
仲間キャラそれぞれの趣味、過去、家族の話などなど…

以前書いた「封印」の感想にスー&シン支援会話Aのスクショが残ってましたが、

何というか全般的に、汎用的な台詞多めだったような記憶。部族の生き残りであるスー、シンの状況としてはそうなんだけど、それ以上の特別な個性が無いというか…何より情報量が足りなかったんですよね。

それに対して「聖魔」では、「優秀ですから」ルーテさん、”実はいい人”ヒーニアスのように一捻りされた性格づけだったり、本編内容に”実はあの時こう思ってた…”と重なってくるエイリーク&ゼト支援Aだったりと、この物語のこのキャラクターという意味づけが強まってた。

ただ惜しむらくは支援会話1人5回の制限がそのままだったこと。いくらフリー戦闘で支援上げできても、結局様々見るには周回するしかないというのは残念…当時プレイしてればできたかもしれないけど、積みゲーだらけの今じゃとても無理。

キャラだとラーチェルが好きでした。
はじめ暴走トンデモお嬢様系かとかと思いきや、ただただ正義に燃える皇女様で。戦闘力無いトルバドールのくせに無謀だと思うのだが、そんな猪突猛進が可愛い。
物語後半ではリオンを倒すしかないのだと兄妹に告げる苦しい役回りもありながら、エイリーク編では元気付けてくれるし、ほんといい子だった。

◇少ないユニット性能格差、選べるクラスチェンジ

序盤のお助けパラディンポジのゼトがしっかり成長するのを筆頭に、やたら育てづらいユニットが今作は少なかったように思う。(「封印」遊牧民が強すぎるのに対するウォルト、後半下級職加入ソフィーヤ…)
逆に「封印」「烈火」では一部突出して強すぎるユニット(リリーナ、パント、アトス、遊牧民ヘクトル…)がいた印象だが、「聖魔」ではフリー戦闘でレベルの平均化が図れることもあり、そうならなかったので良かった。(調べたところ、全体的にユニット成長率高めに設定されてるらしい)
「見習い」という新職業で下級職より弱い状態で加入するロス、アメリア、ユアンも今作にフリー戦闘があったからこそ容易に戦闘メンバー入りできたし。

また、ソシアルナイトからパラディンかグレートナイトかなど、CC先を選択できるのはキャラ育成ゲーとして嬉しい要素だった。PT内で戦力バランスとか、支援との絡みを踏まえたりして職業の振り分けを考えるのが楽しい。
欲を言えば、下級弓兵がネイミーのみではどちらのルートでもフォレストナイトを選んでしまったりしたため、"遊び"を持たせるためにも加入ユニット数はもっと欲しかった。



では次に、微妙な点を…

◇エフラム・エイリーク2主人公制は△

双子の皇子皇女の物語がそれぞれの視点から楽しめる、というツカミが良いだけで成功してなかったように思う。
(そもそも自分はRPGの2主人公制に懐疑的。「TOX」「シャリーのアトリエ」…効果的に面白くなったと感じたことが無いかも)

兄妹の行動が別れる章、ルート分岐自体は「封印」から(たぶんもっと以前のシリーズから)あったこと。違うのは、”プレイヤー視点で通らなかった方のルート”ももう片方の主人公がこなしていることになるから、例えばエフラム編ではグレン、エイリーク編ではセライナが登場しないまま倒されたとだけ知るということで、これがむしろ”片方のルートしかプレイしないと肩透かしを食う結果”を生んでいた。

また、合流してからは主にリオンとの関係がそれぞれの主人公視点で描かれますが、エフラムには憧れ、エイリークには恋心、そして二人ともに劣等感を抱いていたというのは…男女の別こそあれ、リオンの行動動機として大きく変わらない(シナリオが同じなので当然と言えば当然)ので、そこに兄妹編で違った面白みがあるかというと微妙。
周回の新鮮味には寄与するのでしょうが…1つの物語としては、「どちらかをプレイするだけで成立する」ために、「両方プレイしないと分からない(主人公分割しないと生まれない)面白さ」が物足りないように感じました。1人主人公でも充分描ける物語だった。


ここからは内容の感想ですが…
エフラム編で「リオンが何故魔王の力を望んだか?」「何故ルネスに頼ろうとしなかったか?」が明らかになり(エイリーク編ではリオンが魔王に憑かれても変わらず優しい性格を留めている側面を描写)、正直…グラド皇帝の「ルネスも国としてグラドの災害避難民を受け入れることはしないだろう」の一言が全ての引き金だった気がします。国王は分からないけど兄妹はリオンを助けようとしただろうになぁ…

◇難易度低い+フリー戦闘

理不尽な増援後すぐ行動無し。無限増援無し。天候やギミックMAPも少ないし、新しいものがあるわけでもないし、その上フリー戦闘なので難易度易化は加速。手強いシミュレーションな「ファイアーエムブレム」っぽさはほとんど感じることが無かった。

シリーズの中で初心者向けと言われてるのは知ってたので、個人的に簡単なことへの不満はないけど、レベル上げ環境を整えての易化ってバランス調整どういうことだ??とは思った。


◆まとめ

「封印」→「烈火」のような劇的な進化が無い、難易度易化による低ボリューム感でシリーズ経験者に不評な理由がよく分かった。
ただ今作単体で見れば、もう少し頑張ってくれれば…という点はあってもすでに確立された戦闘システムなど安定してるので、評判よりは悪くない作品だったかな。

まぁでも、”リオンの哀しい物語”といった内容で、結局救えないし、後味が良くないのも一因かな…オールハッピーエンドじゃなくても良いんだけど、かといってリオンについて想いを馳せるには劇的な場面、演出が無いし…「魔王」や「古の英雄」関連の描写の乏しさといい、色々と中途半端だったと思う。「烈火」で物語中効果的に使われていた一枚絵が無くなってたのは本当に残念。

それから、ホラーっぽい描写があるのはFEの中で異色だったかも。ミルラの育ての親がああなっちゃうのとか、
いじらしいミルラ…
「あなたあなたあなたあなたあなた」とかゾワッとした。

支援会話Aでカップルにならなかったエイリーク&ゼトもちゃんとエピローグでくっついたし…

そこそこ楽しめました。「封印」「烈火」親子二代セットはズルいから比較しちゃだめw