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趣味:ゲームって言いたい!

ゲームばかりしている日々の記録。主にプレイした作品の紹介、感想を書いてます!

「レイトン教授VS逆転裁判」コラボ外伝だからこそ面白いこともある

2016年秋にクリアしたけど、感想をずっと下書きのまま放置してた・・・それも今更プレイなんですが
そしたら年末には成歩堂くん役の某俳優さん引退騒動なんて起きちゃうし(成歩堂くんの演技に言及しづらい)、なんとかまとめたので遅ればせながら投稿します。
非常に長いわりに画像少なく、読みづらいかも・・・

LEVEL5×CAPCOM異色のコラボ作!「レイトン教授VS逆転裁判

レイトン教授VS逆転裁判
ナゾトキADVレイトン教授シリーズと、法廷バトルADV逆転裁判シリーズ。
一口にADVと言ってもゲームシステムは全く違う2作品が、何故かコラボしてできたのがこのゲームです。

発売当初から手元にはあったのですが、デフォルメ差のあるキャラクターの共演に違和感を禁じ得なくて、プレイ断念してました。
当時はまだ、逆転裁判キャラの3Dモデル化(レイ逆が初)が受け入れられなかった(懐古厨)
でも結局慣れたのか、2016年現在ではすんなり遊べたというオチ。なかなか面白かったのでむしろもっと早く遊んでいればと後悔したり・・・


◆はじめに〜シリーズプレイ歴について

レイトンシリーズはDS時代まで。
そして発売当初(1作目は2007年)に遊んだというのもあり、シナリオの記憶は殆ど無いです。ただ当時からストーリーよりナゾトキ目当てでプレイしてたかな?(脳トレ→レイトンの流れ)

逆転裁判シリーズは、GBA時代から検事シリーズまで。
DS版「蘇る逆転」買い直し、3から4の発売期間待ちわびた勢です。(そして4に絶望)
シリーズから一旦心離れるも、1〜3は好きすぎてiOS版まで再購入。5、検事シリーズは一応プレイ済み(あまり楽しめなかったけど)6、大逆転は積みゲー中・・・

まとめると、
"逆裁ファン(懐古厨)寄りの両シリーズ経験者"
なんで、感想も逆裁側にちょっと偏ってるかもです。


◆ストーリー

YouTubeに公式がプロローグ紹介動画を上げていたので、貼っておきます。アニメシーンもそのままに結構長くて見応えありますよ!

あと世界観の説明として、Wikipediaより引用。

ある雨の夜、ロンドンのレイトン教授の研究室を古めかしい服を着た少女・マホーネが訪ねてくる。彼女は“魔女”に追われていると語り、間もなく魔女がマホーネを攫って行く。レイトンはその機転でマホーネを貨物船へ逃がすことに成功するが、マホーネが持っていた本「ラビリンシア」の世界に一番弟子のルークと共に取り込まれてしまう。

一方、イギリスに出張中の成歩堂と真宵は、貨物船で起こった傷害事件の弁護を担当することに。被告人は寄宿舎の女学生というマホーネだった。裁判後、二人もマホーネが忘れていった「ラビリンシア」に取り込まれる。

4人がやってきたのは、ラビリンスシティ。そこは“魔女”や“魔法”が存在する世界だった。


◆感想(後半はネタバレあり)


20時間で本編クリア!難易度は、どちらのシリーズと比べても低めかな。

◇良かったところ:群衆裁判面白い&ゲームシステムのコラボが大成功!

レイ逆のゲームシステムは、簡単に言うとレイトン教授のナゾトキアドベンチャーを基本にして間に裁判パートが挟まった形です。
逆転裁判でいう調査パートはナゾトキアドベンチャーの中に組み込まれており、街を歩いて調査してると住人がナゾを吹っかけてきたりする感じ。調査が終わると、裁判パートが始まります。

この裁判が新要素"群衆裁判"なのですが、複数の証人がイッキに証言するというもの。現実世界でいう陪審員裁判ともちょっと違って、どう考えてもリアル感は無いけどゲーム的に面白いところでもあります。
そして逆裁シリーズ経験者ならわかる通り、集まるのは超個性的な証人たちばかり。一同に会せば・・・むっちゃカオスです。笑

全体としては、何らかの事件発生→群衆裁判という流れ。両シリーズとも元々章立ての構成(逆裁は◯章としてないが、パート分けははっきりしてる)なので、違和感なく進行します。

画像はレイトン教授とマホーネちゃん、出会いの場面

個人的には、この見事なまでのコラボっぷりが今作品最大の魅力と言っても過言ではないと思う。
ドッキングすることで互いのシリーズの欠点を補う相乗効果を生み出してるとこは、非常に理想的なコラボ作品なんじゃないかな。

そもそもレイトンって、開発の際、脳トレ逆転裁判を意識したとされてる通りナゾ(という名のクイズミニゲーム集)がメイン。シナリオは大雑把なんだけど、美麗なアニメーションと俳優起用の豪華声優でゴリ押しで誤魔化してる?って感じです。いやレイトン役大泉洋さんの演技とか、アニメの質とか、もう誤魔化されても問題ないくらいレベル高いんですが。

またレイトンは、一般的な推理アドベンチャーと違ってナゾがシナリオ上重要な点の推理・解明とはならないのがミソ。つまり、徹底してライト層向けに作られてる遊びやすいゲームだったんです。

ただ(狙ってそうしてるんだけど)ゲームとしては、シナリオの必要性が薄い。これが一般的なADVと比べて物足りない点でもありました。*1


逆転裁判とコラボして・・・
調査と裁判パートが交互にあることでゲーム進行にメリハリがつき、また裁判での推理がシナリオを進めるため、従来のレイトンでは無かった推理ADVならではの達成感も味わえるようになったと思います。*2

これもまず逆転裁判の弱点を説明しないといけない。
それは、"裁判"を題材にしてるからこそ起こる弊害です。
霊媒という架空設定付きだが、裁判シミュレーション(公式では"法廷バトル")の発明は本当にスゴイこと。なんだけど、GBA時代に開発されたこのゲームシステムは、完成度が高いゆえにあまり進化する余地が無かった。
指紋採取シミュ、動画分析など調査パートの新要素はいくつか導入されますが、核である裁判パートはほぼ変化なくそのまま・・・
さらに言えば、この裁判シミュ(+霊媒)というギミックを用いたシナリオは1〜3三部作で結構やり尽くしてるんですよね。*3

となると、シリーズ展開するとして、残りはシナリオの質で勝負するしかなくなるけど三部作に跨るスケールに単発作品では簡単に太刀打ちできない。新要素欲しい。(で、主人公交代だとか、当時リアルに導入直前だった裁判員裁判を半端に取り入れたりしたのが4)*4

"法廷バトル"システムは、シリーズの最大の魅力でありながら、法律(は結構アバウトだけど)、物理法則、その他現実のルールに即してる部分も大きいため非常に固定的にならざるをえなかったんだと思います。


レイトン教授とコラボして・・・
舞台を中世魔女裁判にタイムスリップしたような世界観へガラッと変更できた。ここでは指紋採取も写真も無く、確たる証拠を集める、調査のセオリーが通用しません。
また魔法が存在し、住人も検事もそれが当たり前の世界なので、弁護するナルホドくん(プレイヤー)とは常識が異なります。が、魔法といっても何でもありではなく「一度に2つまでしか使えない」等制約がある。

つまり、法廷バトルのシステム仕組みはそのままながら、"魔法"の新ルールに法って、これまでとは全然違ったロジック組み立てることになるんです。これが新感覚、新境地。日本司法に根ざした枠を打破する、逆裁シリーズの未来を見ました。*5


そしてその新境地開拓をナルホドマヨイコンビがやってるっていうね!サザエさん時空でなく年をとってく逆裁シリーズ、レイ逆みたいなパラレルでもしない限りこの2人による新展開は、もう見られないから・・・涙

レイトン教授、ナルホドくん初対面のところ。


◇悪かったところ:逆裁新CVに違和感&やりごたえ不足
  • ナルホドくんはこんな爽やかな声じゃない!

懐古厨なのは分かってますがどうしても!!

レイトン教授が声付きゲームなのに合わせて、逆裁側もCVが付くことに。成歩堂龍一成宮寛貴さん、綾里真宵桐谷美玲さんが担当されてます。(映画「逆転裁判」からのキャスティング)逆裁は元々「異議あり!」など限定的に声ついてたので、これが違和感アリアリで・・・
ゲームパートでのボイスOFF設定可能ですが、アニメムービーシーンではOFFにならないので、いい場面でこそ想像と違う声が流れる事態に。

ナルホドくんはもっとネチっこくて暑苦しい声じゃないとダメだ。

  • ナゾトキのパターンが少ない

単純にナゾ数が少ないボリューム不足もありますが、バリエーション不足も深刻。はめ込みパズル、迷路系が目立ちます。数字系、なぞなぞみたいな言葉遊び系もあって良かったような?

あと細かいところでは、ナゾ解明後の解説画面が手抜きっぽい。
レイトン本家では毎回ナゾの内容に沿った絵で、ちょっとした見どころなんですよね。レイ逆では解き終えたゲーム画面そのまま、解説文は毎度「よくできました!」程度でちょっとつまらなかったかな。


ここからネタバレありです!!

◆ネタバレあり感想

というか、ネタバレありでぶちまけたい愚痴ですね。笑
上で大分褒めましたが、それはゲーム中盤、重大なネタバラシがされる前までの感想といえます。

  • オチが酷い

結局このゲーム、架空中世トリップものじゃ無いんですよね。嘘っぱちです。騙されました。
全体のオチはなんと、風土病、薬品会社の研究施設、実験、集団催眠というそれ創作のオチでやったらダメなやつのオンパレード

本当の舞台は現代イギリス。魔法はそれっぽく見せてたトリックで、存在しません。
制作では大どんでん返しを狙ったのかもしれないけど、もうガッカリしかなかった。こんなの逆裁おなじみの大逆転劇でもないし、叙述トリックにすらなってない。

それに、ゲームの中の世界くらい、魔法があってもいいじゃないか!!

  • 伏線未回収、矛盾点だらけ

オチが酷いのに加えて、魔法による"あり得ない現象"が魔法ナシで起こったことのフォローが無い、意味不明なままというのが多いです。特に物語導入部におけるプレイヤーを惹きつけるような不可思議現象が、揃いも揃って矛盾まみれなのが痛い。

例えば・・・
・ジョバンニとマホーネの車が木の上に乗ったのは?
・レイトンやナルホドくんが魔法書ラビリンシアを開いた時、自分らの姿が浮かび上がったのは?
街総出で魔法を演出しているというタネなので、レイトンたちがイギリスにいる時点で魔法っぽいことが起きるのはおかしいんですよね。

この辺り、無料DLCで配信された後日談ではネタにされてて「そういうこともあろうかと!大掛かりな装置置いといたんだよ!!」みたいに無理矢理な説明されてます。深く考えちゃダメってことですね。笑


レイトン教授×成歩堂龍一のタッグ!

◇コラボの粗はあるけど、やっぱり相乗効果が見逃せない作品

長くなってきたのでそろそろ締めたい。笑

要するに、
ツッコミどころは多々あるけど、コラボ外伝並みに超大作を期待しなければ、本家にはない新鮮味や見どころも沢山あるゲームだなーと思いました。

1つ言っておくと、多少のグロ耐性はあった方がいいかもです。魔女裁判の結果、有罪は火刑に処されるのでちょっとショック。*6

とにかく自分は、逆転裁判の法廷バトルに新境地を開いたことを評価したいです。
それから往年のナルホドマヨイコンビも今作が見納めかと思うので、自分のような1〜3ファンこそ是非に。

★ゲームプレイ日記・感想記事まとめ

*1:逆転裁判なら"裁判"、ダンガンロンパなら"学級裁判"。推理アドベンチャーはゲームだからこそのギミックと、シナリオを切り離せないとこに面白さがある。じゃなきゃ小説読めばいい・・・という存在意義に近い概念を打破したのがレイトンともいえる

*2:これ逆に前述のレイトンのセオリー破ってるんだけど、そもそもコラボの時点でライト向けも何もないからね

*3:法廷バトルはトンデモ証人が魅力だけど、動物、トランシーバー越し、霊媒越しも既にやってる。犯人のパターンも色々・・・

*4:4の裁判員裁判は本当に中途半端。裁判の結果に素人が関わることになるかも・・・という当時の世間の関心を掬って、裁判ゲームの結末もプレイヤー次第になるかもよ??としておきながら、片方の選択肢は簡単なバッドエンドを迎えるのみ。せめてそこが作り込まれていれば、個人的には評価変わった

*5:現代と異なるロジックが用意できる、その方向での発展形が大逆転裁判かも?未プレイなので分かりませんが

*6:よく考えたらアールグレイさんの失われた過去は救われないし、マホーネたちのやらかしもただ事では済まないんだよなぁ・・・中には母親も居たのでは?っと、これも深く考えたらイケナイ。