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「二ノ国2」プレイ日記(14)トロコン後感想・シーズンパスへの伏線?メモ

トロコンしたので、最後に全体の感想を書いてプレイ日記を〆たいと思います。それとシーズンパスへの伏線っぽいものが多々あったので気づいたものをメモ。

初報からとても楽しみにしていた二ノ国2」。自分的には、プレイしていて楽しかっただけに最後ガッカリ、でした。

主な不満はシーズンパス込みの限定版ではなく通常版を購入したせいかもしれない。


~ザックリ感想~

・前作と比較して戦闘システムはじめ全体的に洗練されている
ジブリアニメ調のグラフィックは素晴らしいの一言
JRPG的な面白さが様々に詰め込まれていて、序盤~中盤は神ゲー!!級にワクワクした
・が、JRPG的に言うと、中盤で終了するようなシナリオの短さにガッカリ
・追加DLCでの完結を予想させる内容に不満の残るエンド



前回

目次

◆トロコン後感想

◇美麗なジブリアニメ調グラフィック

ゴロネール王国・旧地下水道前
「ゴロネール王国・旧地下水道前」お気に入りのロケーションなので再掲。
まずは良かったところから書いていこう。

発売前から、ジブリとの公式なタッグではない今作は前作の売りの一つだったジブリアニメーションが無いことが分かっていた。前作、特に据置機であるPS3版でも、大掛かりなイベントシーンであるほどアニメパートに任せるような内容だったと記憶している。

今作はアニメ無しで充分、いやそれ以上に素晴らしいグラフィックだった。PS4で発売されるトゥーン調の作品自体が少ないというのもあるが、自分がプレイした中ではとびぬけてスゴイと感じた。
空賊との出会いの場面
動きのあるシーンをスクショしても綺麗。

手描きの風合いが残るジブリ絵っぽい背景グラフィックは、スクショするともうどこを撮っても元々静止画にしか見えないような綺麗さ。でもそれがゲームプレイ中背景として3D表示されてるんだからすごい。

◇爽快感重視の戦闘システム

前作(PS3版)の戦闘システムを進化させたようでいて、全然別ものとして完成していた。
まぁ前作が人間3人×イマージェン3体の…例えるなら”ポケモントレーナーを操作する”ような独特の戦闘システムだったから、今作は他作品とそう変わらない馴染みやすいシステムになっていたという感じ。
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戦闘参加が人間3人というのは前作と同じ。今作は人間キャラ6人(異種族に溢れた世界観でハーフなエバン以外全員ジン族ってのはもったいないと思う)から選べるのと、「フニャ」というお助けキャラのようなものを編成できる。

人間キャラはそれぞれ近接(剣・槍・槌)/遠隔武器(杖・銃・弓)を扱うことができるが、それぞれ剣杖、剣銃、槍弓、槌弓…という組み合わせの違いに個性を出すスタイル。習得できる魔法にも共通のものが多く、どちらかというと実際の操作感(足の速さ、攻撃速度)に大きな違いを感じた。

爽快感重視と感じたのは以下の点。

  • 遠隔武器はどれもホーミングに近い性能を持っている
  • 近接武器で適当に攻撃しても勝手に敵に狙いが定まる
  • 回避無敵時間が長め(バトルイコライザー等で更に延ばせる)

戦闘前であればバトルイコライザーで特定種族への攻撃力を伸ばしたり、属性・異常耐性を得る対策がとれるのも爽快感に繋がる要素の一つ。
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プレイヤー側の事前の対策で”弱くできている”という風になるこのシステムは、爽快感重視ではじめから敵が弱く設定されているよりも良かったと思う。

戦闘中多数のフニャが動き回るのには若干画面がうるさく感じることもあったが、序盤は攻守ともに頼もしい存在、終盤は時々サポートしてくれたら嬉しいオマケ(敵の攻撃が苛烈で隙を見ないと号令出せない)、というのは良いバランスだったと思う。自分は「フニャ騎士召喚」と「ものまね」フニャでW召喚!!ってしてみたり。

フニャ5枠目が編成画面にうっすらあって解禁されそうでされなかったのと、コスト上限10はちょっと窮屈だったかなー。

◇国民勧誘で”おつかい”に感じさせない多数のサブイベント

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キングダム解禁後、章をまたぐごとに10個以上発生するサブイベント。総数170ほど。

内容は、アイテムのおつかい、魔瘴気モンスター討伐、進軍ミッション…と何てことはないが、全体的に達成しやすいハードルになっていて数を苦には感じなかった。
しいて言うなら、たまに発生時期と達成可能時期が大きくズレるクエストがあることや、進軍ミッションの「推奨レベル」が当てにならない(進軍レベルの方を表記すべき)。

約100人ぶんの国民加入クエストが大きく数を占めていて、それぞれ加入に至るエピソードが多少なりとも描かれるのが楽しい。それにより多数のサブクエストに個別性を感じるのも飽きないポイントだった。
ただし、数をこなしてくると「加入クエストが終わるとそのキャラのエピソードは終了」「ゲーム中、今後立ちモデルで登場することはほぼ二度と無い」というのが段々分かってきて、加入して嬉しい!と同時に『さよなら…』って気分にもなった。そんな風に心境が矛盾するほど、国民の立ちモデルの活用が薄かったのは残念。

それに、5章以降(7章除く)は1章クリアするのにかかった時間が約10時間で、その半分以上がサブクエスト消化の時間だったことにプレイボリューム水増しを感じなかったと言えば嘘。どちらかといえばシナリオの方が内容的に淡泊すぎるのだと思うが。

シナリオクリアまでのプレイ時間は50数時間だったが、半分くらいはサブクエに充てられていたと思うと据え置き機RPGとしては短い。

◇シンプルなキャラクターと起伏のないストーリー

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クーデターにより祖国を追われたエバンが新王国を建国し、王になる物語。

発売前から分かっていた内容のそれ以上でも以下でもない、シンプルなストーリーラインだった。
シンプルなキャラ造形やストーリーはJRPG的なゲーム内容と違ってJRPG的ではないから、そこにちょっとした違和感・物足りなさは感じつつも、それ自体は悪いことではないし…と思ってプレイしていた。

しかし、「チューダインとの因縁の対決」のようにシチュエーションによる熱さを超えるものが無かったこと、物語序盤から見えていた目標(ブラハバンの約定)、敵(ハムナル)をクリアして終了、という発展性の無さにガッカリした。
ドラクエ11」で例えるなら仲間が続々加入し、オーブを集めて世界樹に到達して、そこがエンディングだったような感じ。流石にドラクエ並みの長さは求めないが、発売前情報から見えている内容をクリアした”先”に期待するのはおかしなことではないと思う。

というかむしろ「二ノ国2」にもエンディングでその”先”は示されていて、それが辺境の地の存在や『ブラハバンの物語』。それをプレイできていたなら「ドラクエ5」の親子二世代や「ポケモン金銀」でカントーに行けた並みの感動があったし『神ゲー』だったと思う。
最後の最後に絶対神ゼラーダス」の名が登場したのもあり、『あ、DLC(又は前作と同じく完全版商法)ね』ってそこですっかり萎えてしまった。
前作もDLCによるストーリー補完はあったけど、無料だったんだよなぁ…

ほか、個人的に発売前から気になっていたことで
エバンのネコミミ(ニャウ族とジン族のハーフ)が序盤にサラッと明かされる程度のことでしかなかったり、「一ノ国から来たロウラン」がジャボーとオリバーの焼き直しでしかなかったりしたのは残念。後者は、賢者アリシアを交えた前作の方がよく描かれていたぐらい。


正直、シーズンパスの内容は絶対「辺境の地編」あるいは「過去の大戦に連なる話」のシナリオDLCだと思ってる。

その根拠というか、伏線めいたものをメモしておく。

◆クリア後世界で判明する事実と残された伏線(?)

※回収されなければ”伏線”ではないので「?」。

クリア後世界のポンゴの台詞(要約)

自分は妖精だけど他の守護神は元は魔獣。それを制御する人のソールと融合して守護神になる。
だから守護神は人と国を守る。大昔に犠牲になった人の魂でこの世界はできとるんや。
…制御するソールがないのに自分が守護神になってる理由は人のことが大好きだから!

◇クリア後加入する「滅びた国」出身の人々

ミンストレルのヒャックの台詞

この世界を統べる『真の王』に仕える使命を持つ者。魔瘴気に侵されし哀れな兵、奈落騎士オステオンを倒すと仲間に「真の王ならばそれを討たねばなりませぬ」
「苦難多き少年王 やがてはブラハバンに通ずる者よ。流浪のミンストレルは 使えるべき『真の王』を得られたり。」

・・・「奈落騎士オステオン」。前作も「幻の騎士団」ってDLCでそれっぽい騎士の過去が明かされるのがあったから、魔瘴気に堕ちる前が分かるかも。
メルドラ以外からのブラハバンへの言及も気になる。

イチ・ラン

海に落ちて記憶を失い…ヨッソーロに流れ着いた
・・・「滅びた国」はアラゴリア王国なのか。異空間に消えるときに落下?

センコー

「やはり選ばれし王は違うわね。あなたに会えたことは幸運だった」「民想いの王ね。私の故郷の王とは大違い。」
・・・選ばれた?ポンゴに?それとも”絶対神”とやらに?
故郷の王は、アラゴリア王国ならハムナルのことだが…

また、「滅びた国」出身の彼らが互いに仲が悪い設定なのも理由が分からない。
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◇各地のゆらめく魂の台詞(要スピリトーク

「自分はかつての大戦で命を落とした兵士。乗っていた巨大戦闘機が迎撃され墜落。あの戦闘機には『一ノ国』の技術が使われていたと聞いたことがある。こどもの頃に祖母から聞いたおとぎ話にとある魔法で『一ノ国』と『二ノ国』を行き来するものがあったが…」

「グレイナス平原のホロンドール遺跡、あそこはもともと僕たちの国があった場所。陽光の玉神塚に竜のような守護神がいて…」

リュートー山脈にある大きな生き物のホネ。あれはかつて起きた大戦で倒れた守護神の亡骸。『紅き竜』と呼ばれたわ我が国の守護神の最期を私はこの目でしかと見届けたのだ…。」

「『霊元の迷宮』には我が母国があった。300年前この海域一帯で大規模な海底火山の噴火があり玉神塚もろとも跡かたなく崩壊。唯一残っている像のようなものは守護神の亡骸の一部」

「レカ大陸にある巨大な歯車やスクラップは戦争でバラバラになった守護神サマ。守護神サマから流れた血が大地に流れ出してレカ大陸は土地が穢れてしまったって話」
(グランリーフによる魔鉱資源の枯渇による自然破壊…という某サブクエ内容と矛盾する)

「『夢幻迷宮』は入った人の心の影響を受けて空間全体が不安定になりおかしなことが起きる。」

…夢幻迷宮の話は置いといて。
「陽光の玉神塚」の「紅き竜」って、ポンゴ!?
死んだって言ってるけどどういうこと。
ていうか前作と世界観共有しているとするなら、そもそも「妖精が竜化する」ことが謎。ポンゴは本当に妖精?っていうか他の妖精どこ行った?

そして世界大戦の内容はゲーム開始時に流れる絵巻物と符合。
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これだけ示唆的でありながら現時点で本編に何の関係もなく、ただ「二ノ国の争いの歴史」を示すだけっていうのはつまらないよね…

2000年前アラゴリア消滅
この間、三大国による世界大戦(一ノ国の技術利用)(ミド大陸の紅き竜、レカ大陸の機械守護神、死亡)
300年前シーラザラカン消滅(守護神死亡)

世界大戦の結果がよくわからない。ミド大陸のホロンドール遺跡とレカ大陸の国が新興のグランリーフであることを見ると、勝利したシーラザラカンが後に海底火山により滅亡という流れ?それも含めて”絶対神”の仕業とかありそー。(てか絶対神ってなんでもアリよなー)
ホメディアス女王、セシリウスなら当時の情勢を知ってそうなものだけど…

一ノ国と二ノ国を行き来する手段が失われたのも世界大戦以後のようなので、そこにも何か関連がありそう。


…という感じ。

クリア後世界で上のような示唆的な情報ばかりが増えるのではなく、真の敵の登場や過去の歴史の判明など、はっきりした展開があれば。

エバンの物語としてはそれなりに完結していても、これらの示唆によりスッキリしないプレイ後感で、本作1本で完結する内容ではないと思われることが不満でした。それに今作でシンプルに語られるだけの物語・キャラには、物語の分割商法は察しても、今後DLC買ってでも付き合おうという魅力を感じなかった。(トロコンもすぐできて、萎えた勢いで初めて買ったばかりのソフトを売ってしまった)

とはいえ「二ノ国」「一ノ国」のパラレルワールド設定であったり、異種族と魔法のファンタジー世界観での優しい王道ストーリーはやっぱり好きで、今後きちんと二ノ国2」の物語を充実させてくれるなら楽しみに思う気持ちもある。

シーズンパスの内容込みの完全版を待ちたい。