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リアルで語れないゲーム感想を好きなように書いているブログ。

「シャーロック・ホームズ‐悪魔の娘‐」トロコン後感想

シャーロック・ホームズ‐悪魔の娘‐」をトロコンしました!
2018年5月にフリープレイ配信されたもの。本格的なミステリーアドベンチャーって、実は初めてプレイするかも?

自らの捜査で証拠を集めたり、結論を下したりというのは推理小説を読むのとはまた違って、すごく面白かったです。

若干ワイルド風味なシャーロック・ホームズもなかなか魅力的。(それにしたってゲームパッケージの”世紀末感”は内容と異なる気がしますが…笑)

ザックリ感想

  • ホームズを操作して観察・探索。冤罪ありのマルチエンディングだから、ちゃんとしなきゃと推理にのめり込む。
  • 小説原作のゲーム化としては大満足。しかしグラフィック、物語世界の再現度が高いのでもっとサブイベ遊びたい!と思ってしまう。
  • 真相解明できるかはプレイヤー次第。面白いけど、ぽんこつ探偵プレイヤーだとモヤモヤが残る…。

概要

シャーロック・ホームズ -悪魔の娘- - PS4

シャーロック・ホームズ -悪魔の娘- - PS4

本作『シャーロック・ホームズ –悪魔の娘-』は、捜査・アクション・探検の3つのゲームプレイを混ぜたミステリーアドベンチャーゲーム

プレイヤーは、名探偵シャーロック・ホームズとなり、ロンドンの隅々まで悪を追跡し、人間の心の闇に触れながら捜査と探索を繰り返し、さまざまな事件を解決していく。
しかし解決へ導いても、その裏にある本当の真実にたどり着けているかどうかはわからない。集めた証拠や導きだされた推理によって結末が変化するぞ。
SONY商品情報より

日本では2016年発売のミステリーアドベンチャーゲーム
Frogwaresの開発したアドベンチャー オブ シャーロック・ホームズシリーズ(英語版)としては第8作目にあたるが、日本国内用ハードで発売されたのは本作が初めてらしい。

プレイ時間は記録されず、体感20hくらい。

トロフィーについて

基本的にはミニゲームをスキップせず一周すれば全て取れるみたいです。ほぼ毎度スキップ可能表示がでるので、謎解き・ミニゲームが肌に合わない場合は誘惑振り切るのが大変かも。笑
真相を当てるかはトロフィー関係なく、途中で早々に結論を出さず、最後までシナリオを進めていけばおーけー。成否によって結果が多少変わるイベントもスキップさえしなければ大丈夫です。

攻略情報の受け売りになりますが、注意すべきは以下のトロフィーのみ。

「緑の研究」の章の最初で、ローンボウルズという球技のミニゲームがあります。敗北しても話が進むので、勝利するまでやり直し必須。

感想

証拠を集めて、真相追究。推理に没頭できるミステリー

私がこれまでにプレイしたミステリーアドベンチャー系のゲームというと、一番それっぽいので逆転裁判かな…ってぐらいなので余計にかも、という前提です。

そのものズバリ”推理”を体感できるゲームというのが新鮮で楽しかった!

と言うのも、本作では事件の証拠や証言を集めて、それから分かる事実を基に推理、結論を導き出す…のですが、特徴的なのが、「結論がひとつでない」こと。
いや、事件の真相はきっとひとつなんですが、すごくプレイヤーを悩ませる仕様になっていてそれが面白い。

犯人として誰を指摘するか。そして、その犯人を有罪とするか無罪とするかを選択することで迎えるマルチエンディング方式となっており、プレイヤーの出した答えがそのまま事件の結末となります。
だから、冤罪もありうる。

ひとつの物語を魅せることを重視した「逆転裁判」のような作品では、ある意味、ナルホドくんが勝手に真相を考えてくれるからプレイヤーは過程の捜査、推理はクリアするだけでいい…となります。が、このゲームではプレイヤーがしっかり推理に参加しないと、間違った結論を出しうるという緊張感が常にあるっていうのが非常に面白いところでした。

ただ一方でその、結論による差が大したことない…っていうのがちょっと残念。
マルチエンディングと言ってもひとつイベントが変わるだけで…。最終章の一部イベントは各章の結末によって変わるが、それも大差ないこと。もっと真相解明の達成感も、失敗の悔しさも、でっかく味わえたら良かったなーと思いました。

また、ひとつの結末に自動で到達ではない反面で真相明かし…みたいなものが無く、事件によってはちょっとモヤっとするのも良し悪しな感じ。
『プレイヤーが出した答えが答えだよ』みたいなスタンスなのかもしれないけど。犯人はこいつ!ってのが合ってても、『情状酌量の余地ある…?でも被害者だっているんだよ…?』って煩悶に囚われました。
そんなモヤモヤを感じることも楽しさのひとつと言えば、そうなんですが!

1900年頃のロンドンを再現したビジュアルが素敵。もっと歩き回りたい!

イカー・ストリート、スコットランドヤード。石畳の街並み、下町の荒廃感、さらっと配置されたオブジェクト…例えば木組みの車いすなんかを見てこの時代からあったんだなーなんて、勉強にもなったり。
物語世界の再現でもあり、時代の再現でもある舞台がすごく良かったです。ホームズの部屋なんかもうファンサービスの極致…!(数作品しか読んだことないので、一部しかわからないけれど)
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そんな歩いてるだけで世界に浸れるグラフィックなんですが、残念ながらサブイベントとかが何もないんですよね。あ、そういや街の人と腕相撲対決ってのはあったな。頑張って勝っても何の意味も無かったけど…。
最初にベイカー・ストリートを歩き回れるようになった時には色々回ってみたりもしたんですが、次の目的地や必要なアクティブへの誘導がしっかりしてる(良いとこなんですが)ので、だんだん寄り道せずに進行してしまうようになったのはもったいないなーと感じました。


総じて…

シャーロック・ホームズの小説を原作として、3Dグラフィックで遊べるゲームにしました!という点では100点満点のゲームだと思いました。
ちょっとしたアクション、ミニゲーム的な謎解きも(邪魔、つまらないという意見も多く見たけど)個人的にはちょうど良い難易度だった。「隠れて進め!」みたいなのは苦手だけどね…。
それよりとにかく観察・探索・推理が面白く、だからこそもっと期待しちゃう
これで余計なサブイベントまで豊富だったり、各章の結末に応じた変化が大きければもっともっと楽しいだろうなー!と思いました。

ネタバレ全開で選んだ結末について

最後に、私が辿った各事件の結末についての感想です。
ゲームへの感想というより結末モヤっとする~的なことを書き散らしてるだけだし、未プレイの方にはネタバレしかないので読まずに閉じてもらえればと思います。

※犯人ネタバレ注意!※




  • 「餌食は語る」

『マーシュ卿を有罪とする』
貧民支援を表彰されてたりしたのでまさかね…と思いましたが、もう一方の子どもの父親(名前忘れ)の過去が明らかになり、子供への確かな愛情を確信し、消去法でマーシュに辿りつきました。狩猟仲間の方は怪しさぷんぷんでしたが。どちらかというと秘書のが疑ってた…。
でも、自身の結核を薬で無理に抑えてまで…って心理、最後まで読めなかったなぁ。エンディングで語ってるの見て、異常な確信犯っていうのにようやく得心した感じ。

  • 「緑の研究」

『アルベイトを有罪とする』
主催者→鋳物工場の人→そして…と、登場人物が増えるたび犯人予想がコロコロ変わっていくのが面白い章だった。
結論は機械人形を作った彼と少し迷った。でも小さなベッドを使用してたのが本当に息子か?ってのがキモでしたね。同時に解放された奴隷ってのが怪しくはあったけど、ピグミー族なんて証拠どこにも無かったし(無かったよね?)。
仲間に裏切られた彼は特に情状酌量したくなる犯人で、すごく悩んだ。たぶん彼が妻子に残そうとしたコレクションもあいつに売っぱらわれてたんだろうし…。
でもまぁ法によって裁かれてくださいーって結論を下したけど、次章で届く恨み全開の手紙に、判断を不安にさせられる…。

  • 「不名誉」

『オーソン・ワイルドを無罪とする』
私はオーソン犯人一択!って思ってたんですが横で見ていた夫は「パーシーでしょ」って(;・∀・)
同じ物語を見ているはずなのにこうも意見が割れるとは…と思った章でした。
結局無罪としたのは、殺人そのものが目的には思えなかったのと、前章の判断の余波ですねぇ…。でも死亡者出してて精神病院送りって、これはこれでどうだったんだ??とめっちゃモヤモヤする。
次章でうっかり手紙を見逃した(ていうかホームズの部屋行く時あったっけ?)ので、更にモヤモヤ。笑

  • 「連鎖反応」

『レジナルド・ブッチャーを無罪とする』
犯人選択自体は一番明快だったと思う。これは完全に情状酌量。なのに次章で手紙を見たら、「娘の遺体の引き取り人がいない」って…逃げたな!!( ゚Д゚)最後にして判断誤ったなー。


最終章はほぼイベントみたいなもの。オカルトチックで、急に家族愛テーマみたいな展開ってのも個人的にはなんともって感じでした。
一応、モリアーティ教授がここにきて!っていうのはありましたね。それでも”悪魔の娘”って作品の副題を表現するだけの尺は足りなかったような…。ちょっと肩透かし感のある終わり方で、もったいなかったかなぁ。