趣味:ゲームって言いたい!

リアルで語れないゲーム感想を好きなように書いているブログ。

「テイルズオブベルセリア」クリア後感想(前編)

3年ぶりのテイルズ。
ゼスティリアの呪いでプレイするのが遅れましたが、今作は評判よさげで気になってました。
実際にプレイしてみて、ストーリーは…うーん…ってところもありましたが(主にTOZとの関連)、戦闘が面白かった!今作もまたPS3PS4マルチなのに、出来ることの多さ、爽快感が全然違った。
その他にも細かいところで前作より遊びやすく改善された点も多く、総合点はプレイしたシリーズ作品の中でも上位に食い込むかも。

◆シリーズプレイ歴(略称)

リメイク版で遊んだものは機種等で示した通りです。

テンペスト先輩以外はだいだいプレイしてます。ラタトスクは未プレイ。マイソロ系は妹が所持していて少し触った程度です。

個人的に、ある程度の年齢になってからRPG…というかゲームにハマったきっかけがPS2時代のテイルズでした。キャラゲー要素が思い入れを強くしてる面もありますが、そのような経緯でシリーズへの愛着は強かったです。TOX、TOZをピンポイントで予約買い失敗するまでは。…まぁそれは置いといて。

特に好きなのは、
TOA(キャラ、シナリオ、藤原基央BGM、思い出補正)
TOR(世界観、3ライン戦闘オリジナリティ、マオくん!)
TOV(トゥーンレンダリング、フリーラン戦闘完成形、やりこみ要素多数、パティ!)
TOX2(リンクアーツ戦闘、浜崎あゆみOP、BADEDラストバトル!)

TOBを同じように言うなら、
固有ブレイク技戦闘、マギルゥ
が良かったところ。
ダークサイドストーリーの新鮮味は評価点だけど、結末まで含めると微妙。TOZ裏打ち要素は全部マイナス。総合して、最新作の技術力補正込みで上位陣に入れられるかな…という感じ。


◆クリアデータ、難易度

ラスボス撃破までのプレイ時間は68時間。
LV63〜64でした。

道中は難易度ハードで進行。BOSSや甲種で敗北したらセカンドに。並みのアクションスキルでこれぐらいがちょうど良い歯ごたえでした。
ブレイク技や控えで回復できるというのもあってか、何となくアイテム縛りっぽいことになってたかな。グレードに大きく関わるし。



ちょうど10hごとに物語が展開していく感じだったので、その区切りにしたがって時間帯毎のプレイメモと感想を書いてみます。ストーリーのどこが微妙だったか?って内容が多く、ネガティブ色強め。

また、基本的にスクリーンショット不可(第四種管理地区のみ可)なのでクリア後に撮影したものを貼ってます。

※ネタバレ注意(TOZの内容含む)

◇冒頭~10h

「ベルベットがこの物語の主人公になるまで」を描く導入部。
普通の村娘からの闇堕ち、業魔化。
そして3年後…

「ダークサイド主人公」で「導師に対し復讐する」っていうプレイ前に仕入れていた情報に到達するまでの村娘フェーズは短い。
それはいいとしても、3年経って脱獄(シアリーズOUT、ロクロウ&マギルゥIN)~ヘラヴィーサ襲撃(ライフィセットIN)あたりの流れは、物語中盤にいきなりぶち込まれたような急展開だった。主人公ベルベットはプレイヤーの気持ちが同調する前に強烈な私怨で動きだすから、なかなか気持ちがノれない。

悪人一行で始まる旅、シリアスなまま突き進むストーリーも見てみたいけど…どこかでデレるんだろうな、テイルズだから。(予防線)

ところで、ペルソナ5ピカレスクロマン、ディスガイアの反逆、ドラクエ11も「勇者が悪魔の子と呼ばれて」って掴みだったりと、このへんのテーマ設定に共通項感じるのは違うのかな。流行りなのか時代性なのか。
ソーシャルメディアが発達して、個人が大衆に晒される恐怖と隣り合わせで…容易に意見が流されそうになる昨今「自分の意志」がハッキリした主人公や、大勢への反逆精神がカッコよく映るのかもしれない。とか、そんなことをふと考えた。

◇~20h

復讐まっしぐらなベルベットだが、なんやかんやで同行者が増えていく展開
ライフィセットとの出会い、自我の芽生え
仲間全員PT入り。どんどんいつものテイルズノリに

エレノアが仲間になった夜、アルトリウスとの通信をベルベット&アイゼンが盗み聞くワンシーンがなんかカッコよかった。


フィールドグラフィックはTOZより精細に。進化を感じる

◇〜30h

しばらくエレノアが物語の中心。
業魔に対する認識が揺らぎ、聖寮に疑問を抱く過程を描写(王道ルート)

主人公がダークサイドな分、物語世界に対するプレイヤーの客観性を保つのに正道を担当するキャラが必要、ということなのかもしれませんが…
ベルベットの邪道物語を楽しみにプレイする心持ちには正直余計で、だるい時間帯だった。

加えてエレノアにガッツリ感じるロゼの面影。
「涙目」、「槍・リボン装備」と言動はアリーシャで、顔はロゼそっくり。エレノアのキャラ設定は、アリーシャと混ぜることでロゼへのヘイトを中和しようとしてるように感じて更にイライラ(^_^#)


で、エレノアがライフィセットの器になる展開。
ロゼの先祖に霊能力の才能あったよ的な?ベルベット&ライフィセットの絡みが見たいのに、第三者が割って入るのもウザい。

というかプレイヤーとしては、たとえベルベットが復讐ありきだとしても理不尽な悲劇の結果と見て知ってるし、聖寮の「理」が否定されてく展開はこの時点で理解できる。だから、あえて正面からエレノアが「聖霊も業魔も人間と同じ心がある」と考え至る過程とか、聖寮の後ろ暗さを疑いながら進んでいく「主人公的視点」なんて要らないんですよね。
ベルベットらが王道から外れる道だとしても、プレイヤーは別に正道側からそれを理解しなくてはならないわけじゃない。外道の物語を楽しむ気持ちで見てるから、正道キャラ描写はノイズ。

そして、ついに「穢れ」設定登場。TOZで二進も三進もだったこれを、どう扱うのか。
とりあえず、容赦無く村壊滅させてそれでも突き進むベルベットは穢れないために制約だらけだったスレイと対照的で良かった。

が、やっぱり人間も聖霊も業魔も心があるのに人間の心だけが穢れを産むのは苦しい設定だと思う。これにより物語中、ベルベットらの流儀が否定はされなくとも、結局は「穢れない心の人間が是」という価値観が固定されている。


聖霊の器になれないベルベット。なれるエレノア。違いは心に宿る憎しみ、執念くらいなのに。
目的のために他人の犠牲を厭わないのが穢れなのだとしたら、「個よりも全」思想を説くアルトリウスだって穢れるのでは。そしてモアナ母を殺して穢れない時点で、エレノアは「他人事」かもしくはロゼと同じ。

前作の「ロゼってすごい!」ほど露骨ではないが、エレノアのピュアさが持ち上げられるたびにモヤッとする。穢れの有無を除けば、ベルベットやロクロウだってある意味ピュアだと思うのだが。なんか処女信仰みたい。

どこかのイベントにて、穢れのない心とは「エゴや独善に染まらない」、「矛盾から目を逸らさない純粋さ」と定義された。
が…
何をもって独善とするか。何をもって矛盾を自覚とするか。善とはなにか。人の心の内ではなく個人の間に生まれるものじゃないか。
哲学の問題になりそうだ…

穢れから業魔化する程度もあいかわらず曖昧。
その人の器による、ってことなのかもしれないがメディサの娘ディアナの例とか、容易にありえるシチュ。母親の再婚に対し「自分は要らないのかも」って自己犠牲的発想が原因みたいだし。

TOZの時も感じたけど、結局エレノアみたいな「穢れない人間」って言葉で何と言っても「他人事」だからじゃないのって思えるんだよね。ベルベットと同じことが自分に起きていたら穢れなかったか?それなのに説教してくるから、ウザキャラになる。

ライフィセットがしきりにエレノアとモアナが母を亡くしたことを気にする描写。
ベルベットだって幼いころから父母いなくて姉亡くして、弟殺されてるんだよ。しかも身内に。もっと可哀想だよと言いたい。(同情からプレイヤーをベルベットに同調させる狙いか)



長くなりすぎたので、後編へ続く。