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ゲームやりたすぎて更新頻度低下中。

「WILL:素晴らしき世界 」トロコン後感想

年末に向けて、セールが活発になってきましたね!
store.playstation.com

最盛期は正月前後だろうから今は待機したいとこでしたが、ちょうど以前から興味のあった作品が対象になっていて購入しちゃいました。

「WILL:素晴らしき世界 」と、「2064: READ ONLY MEMORIES」

後者は「VA-11 HALL-A」にまずは興味あったんだけど、VITAパッケ版(初回特典サントラ付)の存在が少し気になるのと、来年PS4版が発売予定とのことで。
ネタバレ触れないようにサラッと「2064」について調べたところ、世界観が同じとか?多少関連がありそうな感じがしたので、まずはこちらからプレイしてみようと思いました。

…で、今回は早速プレイ&トロコンした「WILL」の感想。
人は選ぶ内容かと思いますが、私の好みにはすごくハマりました!睡眠削って最初から最後まで一気にやってしまった。

ザックリ感想

  • ”神様”となり、手紙の「文章」を入れ替えて読み進めていく推理パズルADV。
  • 人間の群像劇を俯瞰する視点の楽しさと、それを活かしたシナリオ。
  • 舞台はマフィアの裏社会が中心。犯罪描写多数、陰鬱な展開多め。(人を選ぶ要素その1)
  • 推理パズルは、導かれる結果との因果関係が薄いことが度々。結果、選択肢総当たり作業になりがち。時々詰まるかも?(人を選ぶ要素その2)

概要

「神様、どうかお助けください……」世界中から届く、神様への願い。主人公の少女は、手紙のテキストを入れ替えることで運命を変えることができる神様。いくつもの絡み合う運命を組み替えて、人々を幸せに導くことができるでしょうか?
Will -素晴らしき世界- | Playism

中国発のインディーズ作品。
正直プレイ前の印象では、欧米ならまだしも馴染みの薄い文化圏のADVってどうかな?と思いましたが、日本語ローカライズがしっかりしていてほとんど問題を感じず楽しめました。人物名はちょっと覚えづらい;

全体のつくりは「街」「428」に似たザッピング型。
「手紙のテキストを入れ替える」という特徴的なパズル部分は実際やってみないとピンとこないかもですが、プレイ感覚としてはゴーストトリックを彷彿とさせました。(開発者が影響を受けたと話してるインタビュー記事もあった)
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あとギミックについて言うとすれば、複数人の手紙を入れ替える際には、「日本語の人称代名詞の多様さ」が原作には無かった問題を生んでるかも。
中国語だと全部「我」なのかな。日本語ではキャラによって「私」「俺」等々違ってるのを無視してテキストを入れ替えていくことになる。プレイに支障ない程度に最初少し違和感があった。

クリア時間はおよそ13h

ゲーム起動直後に表示される注意書きがこんな感じで、しょっぱなから「このゲーム好きそうだな~」って思いました(^_^*)
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トロフィーコンプについて(微ネタバレあり)

ストーリー分岐を可能な限り埋めながらプレイしていって、プロフとかだいたいのトロフィーは取得できます。

コンプ目指す際には、ちょっとネタバレになってしまいますが、「時間制限が発生したところでセーブデータを残しておく」ことをおすすめ!!!
エンディング分岐があって、これ取り逃したままセーブしちゃうと最悪2周目になるので…。

全取得のプラチナ以外で残ったのは、主にクリアまでの過程で見てない分岐が関わるもので、クリア後1hくらい色々探ってみて取得できました。
いくつか見逃しやすそうなのを、簡単に攻略ヒントを書いておきます。

  • 通りすがり

張ルート、かなり序盤で分岐。(資料室行きの結果で確定すると手紙が届く)

  • 失われたもの

時間制限がでたところで放置。

  • 真の芸術家

アルバムコンプ。基本的に全シナリオ埋めていけばいいと思うんだけど…。

Piの「最後の幻想」で3番目のバッドエンドを選択し、3人が脱走に失敗している状態で、張「あばよ、釜山警察」Aエンドを見る。

これだけが最後どーーーーしても埋まらず苦労した;
最終的にひとつのブログに行き着いてこの方法で埋まると知り、無事コンプ。ありがたや…。
ていうかこれ画像差分なんですが、背景のちょっとした違いで差分がある理由もよく分からない。そんなの見つかりっこないよと思った(´・ω・`)

感想(ネタバレあり)

結末ネタバレしてます。未プレイの方は注意。





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シナリオ改変操作というゲームプレイを、プレイヤーを”神様”の位置に設定して物語に組み込んでいるのが本作の特徴であり、魅力。

プレイヤーはこういうゲームのセオリーにのっとって、人間たちが最初に迎える数々のバッドエンドを”良い方向へ”と思って変えていくのだけど、「本当にそれって”良い”結果?」と疑問を投げかけてくる内容になっていて。シナリオ分岐は「S・A・B・C・D・E(・Z)」と評価のように見せていて、しかしトゥルーエンドに至る道は、全「S」ではないところに隠されている…というところがニクい。

神様の主人公(プレイヤー)は万能っぽい力を持つはずなのに、得られる結果は暴力、犯罪、災害、病…様々な悲しみに翻弄され続ける人の儚さって感じで、なかなかハッピーになれないのが苦しい。けどだからこそ夢中になって先のシナリオを追ってしまいました。

ザッピングシステムもリアル方向の「街」「428」とはまた少し違っていて、「各登場人物は時空を超えて因果関係を交換できる」というのが自由で新鮮な面白さがあった。神視点ならではの所業。

そして結末。
実はSF系っていうお話で「シナリオ改変をしている神様」説明づけるシナリオは、納得感は大きくはないけれど、兄妹のラストシーンでグッときた。

登場人物はそれぞれ一応グッドエンディングに至ったと言えなくもないけど、人生の”過程”って印象が強い。神様の改変操作による介入があったとしても、個々の結果はそれぞれ「意思・選択」で紡がれているし、それはまだまだ続いていく…って感じの結末になっていると思う。
ゲーム開始からのプレイヤーの操作、「より”良く”」なんて考えていたのを傲りと否定してキャラクターの人格を尊重する、良いシナリオの落としどころのつけ方だなーって思いました。